自作バキュームフォーマーで漁船作り・・・の途中ではあるが新たに制作工程の紹介をさせて頂きたいと思う。当然「バキュームフォーム~」の記事が終了してからの方がスッキリして良いとも思うが当ブログを読んで下さる奇特な御仁も、たまには変化球的なモノを目にしたいと思うだろうし、何よりワタシ自身が変化球を投げてみたい。例えを変えるなら「幾らラーメン好きといえども毎日同じ醤油ラーメンでは飽きてくる。たまには塩ラーメンが食べてみたくなるモンだ」って言ったところか・・・。もちろん「バキュームフォーム~」の記事は今後も続く。進捗でいえば3割ばかり記事化しただけなのだ
んでっブログのタイトルは”重機(解体用つかみ機)をつくる・・・”建設現場に鎮座している黄色くてデカいアレである。今回のオーダーは重機単体でなく建築会社の社長さんのそっくり人形のオプションとしてのご依頼。あくまで付属的立ち位置ではあるが本来凝り性のワタクシ。できる限り可動域が広く主役を張れる作品にしたいと思う次第である。
写真は制作中のフォーク部分。材料は丸プラ棒と四角プラ棒にポリパテ 可動部に入れる軸はとりあえず2mmの針金で仮止めした。シリンダーの太い部分はボール盤で丸プラ棒に縦穴を空け、丸ヤスリで小シリンダー部が入る位まで大きくした・・・が振り返ってみるとこの作業が一番大変だった。ボール盤で穴を空ける際、ドリルとの摩擦熱でプラ棒が変形してしまうのだ。この作品では全部で3つのシリンダーを作ったが何度失敗したであろう・・・ホント我が事ながら良くやった。プロ造形家であればブラ棒にボール盤で外形ギリギリまで縦穴を空ける事がどれだけ大変な工作かご理解して頂けるハズだ。変態の所業といっても良いと思う