内科医のドクターのそっくり人形。独立開業を記念して、クリニックの受付に飾りたいとのことで、ご友人からご依頼いただいた。
この人形の注目ポイントはメガネだ。以前からフレーム部分にバネ性のある素材を使い、脱着可能なメガネを制作しているのだが、今回のメガネはさらに一歩進んでいる。つるの部分が可動式になっており、本物のメガネみたく折りたたむことができるのだ。(折りたたんだ状態のメガネの画像は別の記事で書かせて頂く事にする)

ボブルヘッドそっくり人形

お客様からのご要望は脱着可能なタイプのメガネだったが、お届けまでに余裕があったので試しに折りたたみ式を作ってみたところ、予想以上の仕上がりになった。
ただ、通常のメガネと比べると制作に倍以上の時間がかかる。オーダーとして受け付けることも考えたのだが、どうしても制作単価が上がってしまう。それ以上に思うのは、お客様に喜んでいただくために注力すべきは、やはり人形そのものだということだ。表情のリアルさ、コミカルさ、全体のバランス——メガネのギミックはあくまで添え物であって、主役は人形でなければならない。折りたたみ式メガネは今回限りの試みとして、今後は通常の脱着式でいくつもりだ。
こだわりは大切にしつつも、何のためのこだわりかを見失わないようにしたいと思っている。