小泉純一郎氏——第87・88・89代内閣総理大臣。
「自民党をぶっ壊す」「構造改革なくして景気回復なし」「聖域なき構造改革」といった短くて力強いフレーズで国民の注目を集め、「小泉劇場」「小泉ブーム」と呼ばれるほどの高い支持を得た。政治家らしからぬ容姿——ライオンのようなウェーブのかかった白髪——はロックスターのような存在感を放ち、写真集が発売されるほどの熱狂ぶりだった。
郵政民営化を軸とした構造改革と巧みなメディア戦略で高い内閣支持率を維持し、2005年の総選挙では圧倒的な勝利を収めた。その評価については現在も賛否が分かれているが、読売新聞が戦後70年に合わせて実施した世論調査「歴代首相で業績を評価する首相は誰か」という問いでは、田中角栄氏に次いで名前が挙がったとのこと。今でも一定の人気はあるようだが僕個人の評価は差し控えたい。
先日そっくり人形制作例としてご紹介した麻生太郎氏との関係だが小泉氏の「構造改革」に麻生氏が反対し、後の麻生政権時には小泉氏が麻生氏の政策を痛烈に批判するなど、両者の間には政治的な緊張関係があったという。

そんな当時の2人の関係をモチーフに、風刺的な要素を加えた作品を制作。青筋を立てた小泉氏が麻生氏を鷲掴みにしているという構図だ。麻生氏の人形は先日ご紹介したストラップサイズのもので、タイピンを想定した作りのため後頭部が絶壁になっているが複製した原型の問題という事でご容赦いただきたい。

