4月24日は日本ダービー記念日だ。1932年(昭和7年)のこの日、東京・目黒競馬場で日本初のダービー(第1回東京優駿大競走)が開催されたことにちなんで制定された。

オーダーメイドの馬フィギュア

そんなダービー記念日にちなんだ作品をご紹介。競馬の優勝記念としてご依頼いただいた作品だ。今回はご紹介しないが、馬主のご夫婦の人形もあわせてご依頼いただいている。優勝した馬にかけられる布(優勝レイ)と紅白の手綱(引き手)もオプションで制作した。

オーダーメイドの馬フィギュア

制作工程について
馬本体の制作はまず、薄く伸ばした粘土を空気を包むように成形するところから始まる。中を空洞にすることで軽量化を図るためだ。完全に乾燥したら外側に粘土を盛り付けていく。ある程度シルエットが出来上がるまでは大まかな造形で構わない。形が整ってきたら、カッターで大まかに削り→ヤスリで表面を均し→ペーパーで細かく仕上げる、という順で大雑把→丁寧に表面を整えていく。
各パーツは部位ごとに違った特徴があるから、それぞれ合わせる必要がある。馬の顔に装着する紐状の馬具はファンドを細く伸ばしてハサミでカット。口に噛ませる棒状の金具は1.2mmの針金を曲げて再現した。目は8mmの丸ビーズを使用している。

オーダーメイドの馬フィギュア

塗装はエアブラシで薄い色から徐々に重ねていくオーソドックスな手法だ。
手綱は編み紐を編んで再現。優勝レイはのべ棒で薄く伸ばしたファンドをカットして形を作り、フリンジ部分はスパチュラ(粘土ヘラ)を当てて表現した。
それまで競走馬の制作例がなく、備忘録として工程を撮影しながら進めた。初の試みで試行錯誤も多かったが、その割には納得の仕上がりだ。相変わらず手前味噌だが(笑)。

オーダーメイドの馬フィギュア